お盆に、ご先祖様や故人の御魂をお迎えする盆提灯。迷わず帰るための目印だというけれど、家のどこに飾れば良いのでしょうか?また、よく写真で見かけるように、必ず左右に一対で飾る必要があるのか、気になるところですね。今回は意外と知らない盆提灯の飾り方についてご紹介します。
■盆提灯を飾る場所は?
盆提灯は帰ってきたご先祖様に感謝をささげるお供え物として、盆棚や仏壇のそばに飾ります。四十九日を過ぎて初めて迎える「新盆」の場合は、故人の魂が迷わないように、玄関や縁側の軒先に白い提灯を飾るのが正式とされています。最近では防犯上の理由もあり、仏壇のある部屋の窓際に飾る家庭も増えてきました。
■盆提灯は一対で飾るの?
盆提灯は、仏壇の両脇に一対や二対で飾られていることが多いですね。これは仏教の言葉「中道(ちゅうどう)」に基づいて、左右対称にお供えしたものです。また、盆提灯は故人と親しかった人から贈られる最高のお供えとされています。数が多いのは慕われた証として良いことなのですが、飾るスペースが限られている場合もありますよね。心を込めて選んだ盆提灯であれば、もちろんひとつだけでも大丈夫です。
ギャラリーメモリアの盆提灯はミニサイズでシンプルなデザインが多く、部屋をモダンな雰囲気にしてくれます。花のつぼみをモチーフにした「はなあかり」、付属の和紙でお好みの演出ができる「トレンタ」はカラーで印象がグッと変わるので、故人のイメージに合わせてコーディネートできます。楮の自然な風合いを活かした「ログ」は手作りのあたたかみを感じられ、こちらもおすすめです。
昔から家紋を入れるなど、ご先祖様をお迎えする明かりとしてお供えされてきた盆提灯。いつまでも変わらない家族の絆として、引き継いでいきたいですね。
全国のギャラリーメモリアでは、これらのモダンな盆提灯をご覧いただけます。お盆の準備や、お供え物のご相談もスタッフが承りますので、ぜひお気軽にお声かけください。
関連コラム『盆提灯はいつまでに用意するの?』では、盆提灯の購入時期や、点灯時間、処分方法について紹介していますので、合わせてご覧ください。